夢をカタチにする時代に
この度弊社は、創業以来100年の歴史を迎えることとなりました。これもひとえに皆様のご支援とご信頼の賜物と深く感謝しております。1924年から始まったこの長い旅路は、日本の歴史と共に歩み、波乱と変遷、大きな試練と喜びに満ちた100年間でした。ふるい機や混合機を提供し続けてきた先人たちの先見の明と熱意に心から敬意を表します。
前半の50年は経営者が夢を追いかけて様々なことに挑戦してきた年月だったと思います。私の世代にさしかかる後半の50年は、夢をカタチにする時代になったと感じています。夢といっても、私の役割としては、愚直にモノづくりを続けられる体制の構築や、お客様との信頼関係をより強固なものにすること、これまで弊社になかった商品やサービスが生まれる環境づくりと考えています。
今までも成長のヒントはいつもお客様にあったと思います。これからもお客様に寄り添い、お客様の役に立つサービスを提供することが、弊社の存在価値であり、未来を切り開く唯一の方法だと思います。これからも皆様と共に歩み続け、新たな100年に向け、進化し続けることを心に誓いたいと思います。
谷本 秀斗(代表取締役社長)
誇り高い「職人気質」をこれからも
私が入社した当時には、すでに工場は東京から平塚に引っ越しをしていました。工場にはピリッとした空気が漂い、いい意味で緊張感のある会社でした。優れた職人の方たちは、誇り高い「職人気質」をお持ちで、色々と教えていただきました。100年もの間続けられてきた伝承と継続により弊社の工場の中に日本の「職人の文化」が育ち、また受け継がれているのだろうなと思っています。これまで印象に残っていることの一つには、「1年砂時計」を作り上げたことがあります。誰も作ったことのないものを一心に創り上げるという経験は、お客様に寄り添うというその後のモノづくりにも生かされたと感じています。
我々の会社の使命は、お客様がやりたいことを実現していくこと、それに尽きると思います。そのためにも我々は、挑戦する歩みをとめてはいけない。どんな風が吹こうとも徳寿工作所は、開発するマインドをなくしてはいけない。開発を続けているからこそ、我々の存在意義があるのです。個々の力を集合させた力を発揮し、社会の役に立つ製品を生み続けてほしいと思います。
谷本 友秀(会長)
会社沿革
1935年 6月1924年2月東京浅草にて寿丸六商会を創立。その後東京日本橋に移転し、徳寿工作所と改称
1993年 11月平塚に湘南事業所新事務所及び新工場完成
2012年 9月新工場竣工