1年計砂時計 鳴き砂を守りたい。その思いを形に。 史上初の試みに資料・資材を集めるために全国を飛び回り、
実験と試行錯誤を繰り返し予想を遥かに超える
多くの困難と挑戦を乗り越え、
5年の歳月を経て完成した世界最大の1年計砂時計。
このプロジェクトも鳥取県旧仁摩町のシンボルとして
鳴き砂を守りたいというお客様の声から始まった
ストーリー。

特殊な粉体の製造へ 特許技術「ジェットミル」が
新たな世界を切り拓く。
長きにわたり、「ふるい」と「混合」に特化してきた徳寿工作所。
特許技術を持つジェットミルを用いて
「ふるい」「混合」以外の分野にも進出をはじめた。
これもお客様の声から始まったストーリー。
その後もお客さまに数々のお声を頂き多分野に挑戦。
安定して均質な結晶生成力と、連続運転できる性能を実現して2021年に粉体工学会技術賞を受賞した
「リアクタライザー」もその一つ。

50年たっても
安心して使える機械を売っている、
自分の会社にリスペクトをもって
営業しています。
販売する製品の寿命が長いこと、これは徳寿工作所の特徴の一つだと思います。一つの製品に多くの時間と人が携わり、こだわりと情熱が込められています。その結果、長寿命の精密で高品質な製品が生まれています。
私は営業ですが、その技術と情熱をお客さまにお届けすることが役割だと思っています。そしてお客様のニーズに応える製品提供できた時が一番嬉しいです。

相談すると、先輩方は
何かしら動いてくれる。だから
自分も頑張ってみようと思えるんです。
入社当初から、機械ではなく、機能を作って提供することで、問題(ニーズ)を解決することが大事と常々聞かされてきました。そこを大切に思い仕事に取り組んでいます。
歴史の長い会社なので古い習慣も残っていますが、見直したり、改善したり、新しいことを受け入れながら挑戦を継続して、自分も成長していきたいです。

お客様からの要望に応えていくうちに
機械はどんどん変化しながら
進化していくのだと思います。
混合機ひとつとっても、お客様のニーズに応えていくうちに、どんどん進化していったのだと思います。
それはオーダメイドのようなものです。
機械の下に粉を受ける台をつけられないか。
水が入らない構造にできないか。
など、それは細かい課題ですが、これからもお客様のニーズを満たした製品づくりをすることで、機械も私たちも変化し、進化していければうれしいです。

特許取得と受賞。徳寿工作所を代表する商品へ モノづくりの過程は毎回大きな挑戦です。
「無限ミキサー」も製品完成までの道のりは本当に大変でした。
混合機を使用されている海外のお客様から
「もう少し量を増やせないか?」という要望がそもそもの始まりでした。
様々な思考を重ねましたが、なかなか課題が解決できない。
良いアイディアが出ない。
時間だけが過ぎていく、
それでも解決策を提案しに行かなければいけない。
打ち合わせに向かう飛行機の中でも必死に考え続け、
導き出したアイディアを提案したところ、その案が採用になったのです。

従来の混合機では軸の動きが真っ直ぐなので、対流が起こりにくく、たくさんの量を入れてしまうと混ざらない。
新しい方法では、軸を斜めにすることで、内部の材料が∞の動きになりより精密に混ざることが可能になり、
従来は仕込み率が45%であったのに75%まで増やすことが可能になったのです。
仕込み量を増やして、しかも短時間で高精密・均質混合を可能にしたことで、
お客さまにとっても非常に良い商品となったのです。